至福の時間、、、

 

今年5月から週1回のペースで来院してくれたクライアントさんが、通うのをやめました。

そのクライアントさんはここから1時間近くかかるところに住んでいるので、通うには少し距離があります。それでも、毎週通ってくれました。

症状は、腰の痛みと足が痛みで眠れない、というものでした。あと、それにプラスして今までにも手術をした経験があるほどの病気を今も持っていました。

初回に話を聞いた時から、腰痛の原因は腰にはない、と思っていたので腰に施術をするのではなく体全体を整えて体の免疫力を上げ体全体をエネルギッシュにして体調が上がっていくような施術を心がけていました。結果として腰痛がラクになればいいかと。

施術をすると2,3日はラクになると言われていたのでそん時間を少しでも伸ばせれたらと施術を繰り返していたのですが6月の終わり頃から痛みが強くなり、ベッドに寝ることすらできない状態になりました。

それまでできていたことができない。状態が前よりも良くない。痛みも日に日に増していく。これは、今までと違うなと思ったのですが僕にできることをやるしかないんですね。でも状態が上向きにならないのに来院してもらう価値があるのかなと思っていて断った方がいいのかと迷っていた時期もありましたが、クライアントさんが僕を求めてくれるのなら来てくれるうちは最後まで施術しようと決意しました。

ですが、予約の前日に予約をキャンセルすると旦那さんから電話がかかってきました。理由は入院してしまい行くことができないので、退院したら日程を決めるということでした。しかし、退院することができず、予約をキャンセルするということで「この先通うことができなくなったのでお世話になった先生に挨拶に伺います」と旦那さんだけ来院されました。

僕が「奥さんの状態はどうですか?」と聞くと余命宣告されたことを伝えてくれました。それを聞いてある程度予想していたことでしたが急に話施なくなってしまいました。基本的にクライアントさんには感情移入しないように施術に集中しているのですがいつの間にか感情的になってしまいますね。こみ上げてくるものがありました。

「ここに来て帰りにコンビニに寄ってコーヒーを買って飲むのを自分へのご褒美と言って毎回楽しみにしていたんですよ」と言ってくれてました。それを言われて涙が出てきました。できるだけ旦那さんに涙をみせないようにしましたが、多分バレていたかなと思います。開業13年目にしてで初めてですね。人の前で泣いたのは。

クライアントさんの体をよくできなかった自分の力の無さを感じました。それと同時に一瞬だけでもラクなったと喜んでくれ、施術の時間を楽しみにしてくれたクライアントに感謝ですね。

人には元気になる力があります。それを引き出すのが僕たち整体という仕事なんですね。至福の時間を作れるように腕を磨き続けたいと思いますね。

ーかすや

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